MHP2 世界観の概要
中世ヨーロッパを舞台にした竜退治のファンタジー物語(ドラゴンスレイヤーの項目も参照)を基本イメージとしていると思われる。しかし、退治する飛竜も、モンスターと呼ばれる敵キャラクターも、非常に生物的に表現されており独特のリアリティがある。
この世界の竜には生物としての恐竜のイメージが付加されており、特にランポス種と呼ばれる小型モンスターの姿は小型肉食恐竜そのものである。他にも中型の草食恐竜や、大きなイノシシや、巨大な蜂のような羽虫など、モンスターとは呼ばれるものの、あくまで現実的な"生物"として登場する。
その中で魔法的な能力を持つのが飛竜種と呼ばれる大型の竜で、空を飛んだり、火を吐いたり、ガスを噴出したりとファンタジー的要素を持つ。しかし、それぞれの特徴設定はやはり生態に基づく物で、あくまで或る生物種の一個体として存在している。
しかしながら、モンスターハンタードスの最大のウリとして追加された「古龍種」の多くは前述の飛竜種に輪をかけて非現実的な外見と能力を持っており(ファンタジーの世界から抜け出てきたような姿、風のバリアをまとって弓矢を弾き返す、粉塵爆発の原理で周囲一帯の空間を爆破する等)、生態系を含む従来の泥臭く原始的な世界観から逸脱するとしてプレイヤーからの評判はあまり芳しくなかった。
これらモンスターを退治する(狩る)ことが多くのクエストの目標であり、この世界のハンターの生業である。
魔法と言う単語は作中に出てこない。そのかわり魔法的な性質を持つ竜の素材や、特殊な鉱石、特殊な性質を持つ生き物を利用した道具、という形で魔法的な武具や道具を表現している。また、これらは必ずしも強力とは言えず補助的な扱いである。ちなみに火薬は既に使われている。
亜人類として、小柄で長命な竜人族と、二足歩行の喋る猫アイルー族が居り、人間とも関わりを持ちながら共存している。
モンスターハンター(Monster Hunter)は、株式会社カプコンから発売されたオンラインアクションゲーム。プレイヤーはハンターとなり、村や街で依頼されるクエストをこなすことによってゲームを進めていく。「狩猟」をテーマにした独特な世界観、巨大な敵との対峙・共闘等の斬新な要素で根強いファンが多い。通称は「モンハン」(記述する際には「MH」が多い)。
概要
2004年3月11日に発売されたハンティングアクションゲーム。 オンラインプレイに対応しており、サーバー上にルームを作り最大4人のプレイヤーで共闘するといういわゆるDiabloやPSOの流れを汲んだ作品であるが、RPG的要素の強いそれらに比べて 非常にアクション性が高い作りになっている。また、レベルのような、数値的な成長要素が存在しないため、キャラクターは装備品の変更でしか強化できないが、巧みなバランス調整により、ゲームがプレイヤーを育てる。プレイヤーは、自らの腕が上達していくことを文字通り実感できるだろう。
プレイの流れは、オンオフ共通でギルドや町人から特定のモンスターの討伐・捕獲やアイテムの運搬・採取等の様々な「クエスト」を受注して、用意されたフィールドへと出発し、与えられたクエストを達成していく。最終目的はなく、クエストの報酬やモンスターから剥ぎ取った素材(他のゲームでは敵からのドロップアイテムに当たる)を使用して、様々な武器防具を生産し、より手ごわいモンスターと戦う事が目的となる。レベルやいわゆる「職業」は存在しないが、カテゴリの違う武器を装備する事によって操作方法やプレイ感覚が全く異なるため、別のゲームをプレイしているかのような感覚を味わえる。
元はオンライン専用ゲームとして開発が進められていたが、オンライン専用では売れないという風潮から、急遽オフラインで遊べるモードも付け足された経緯があり、それ故にオフライン部分の出来はあまり良いとはいえない。オフラインでは入手不可能なアイテムがあるなどのオンオフの格差は、もともとオンライン専用に作られたということや、オンラインモードが有料なため、格差をつけないとオンライン参加者の減少や、オンライン参加者がオン・オフに格差をつけることを要望することなどを会社側が想定したたためであると考えられる。
尚3月下旬にトレーディングカードとしてモンスターハンタートレーディングカードゲームが発売される。
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