暗い構内、改札も停止…JR大阪駅停電、復旧に5時間
停電のため、照明が消えた駅構内(28日、JR大阪駅で) 大阪市北区のJR大阪駅で28日昼に起きた停電は、発生から約5時間後の午後5時半ごろに完全復旧した。この停電に伴い、同駅周辺地域で電圧が一時的に低下し、市営地下鉄御堂筋線が遅れるなどの影響が出た。同駅に電力を供給しているJR西日本大阪変電所(同市福島区)で、電気の分配・遮断を行う装置が故障したことが原因とみられる。
同駅では、自動改札機や自動券売機、エスカレーターなどがすべて停止するなど混乱したが、停電発生後の約20分間、同市北、福島両区の約1万3500戸で断続的に電圧が低下。北区を通る御堂筋線は約10分間運転を見合わせ、約5700人に影響が出た。同区の産経大阪印刷センターでは輪転機が停止し、産経新聞夕刊の製作が遅れた。
JR西によると、同変電所は関西電力から電気の供給を受けており、変電所内の装置に何らかの原因で過大な電流が流れたため、周辺地域で電圧が低下した。
故障個所の特定に手間取り、復旧まで時間がかかったという。電力施設の故障による駅での大規模停電は同社で初めて。
読売onlineより
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